お話おじさん′終活記

はや人生はラストステージ、いつのまにか年が過ぎ、いまがいちばん自由で、楽しい。

誇示的消費

息子が新車に乗り換えた。前の車は10年乗ったが、下取り価格がよく、スペースを広くしたいので、娘の入学を機に換えたという。ここ数年の間に、車は、安くよくなったと思う。デザインは洗練されているし、装備もいい・・・出費も、わがが4年前に換えて、いま乗っている軽と変わらない。車は、いい車を望んだらきりがない。息子も私に似て、地味なほうだから、分相応にしたようだ。
先日視聴した講義で、誇示的消費ということばを知った・・・自分が金持ちであるということを示すために(見せびらかすために)行う消費行動のことをいうそう。 衒示的消費ともいい、例えば、ステータスシンボルであると考えられているような高級車を、必要性よりもむしろ、人に見せびらかしたいという意図で購入するようなこと。
17世紀以降、世界帝国にのし上がったイギリスが、植民地支配で奪取した富を背景に、富豪貴族がきぞって、世界からめずらしいものを、金に糸目をつけず、手に入れたことに始まることばのよう。
その一つがパイナップルだという・・・コロンブスが西インド諸島から持ち帰ったパイナップルを、オランダと競争して、栽培し、富の象徴として、来客に見せびらかす晩餐会の飾り物だったとか。

写真は、息子の新車、初期のパイナップル、イギリス王にパイナップルを捧げるガーデナー。