お話おじさん′終活記

はや人生はラストステージ、いつのまにか年が過ぎ、いまがいちばん自由で、楽しい。

北國賞「深雪」

先月8日、ブログに記した水墨画展の話の続きです。(写真は入選作「深雪」)

北國賞に入選したN夫人に原稿をお願いしていたところ、このことを書いて下さった。
入場券を知り合いの方々(私もその一人)にお配りしたところ、みなさんから祝福されて、嬉しかったことや絵についても思い出など・・・その中で、御年92才のH夫人からの電話の一節を紹介します。

 元水墨画を習っておられたH様より電話があり、入場券ありがとう、初日、孫の車で会場まで、帰りは、バスと電車乗り継いで無事家に帰られて良かった。二つ目の良かったことは、S先生と何年ぶりに会場で会えて、話しかけられ、勇気と元気をもらった。
 私の家のことですが、今年五月に婿が死んで、残った娘、孫のことが心配で、私は何も手につかず、やる気もなく、家から出なくなっていた。このままだとだめになると思い、九月に入って、健康クラブに出席したところに、水墨展の券を頂いたお蔭で良い事が重なってあった。これからは、どんな小さいこと、平凡なことでも「良かった」ことの日々を重ねて行こうと心に誓った。
 私はこの言葉に感動いたしました。その後、絵手紙が届き「継続は力なり」と入賞おめでとうを書いてあり、うれしかった。

両夫人のますますのご壮健とご幸福を祈ります。