お話おじさん′終活記

はや人生はラストステージ、いつのまにか年が過ぎ、いまがいちばん自由で、楽しい。

嬉しかった日

会館の電話番をしながら、会報の仮編集をした。
最後にご投稿いただいたT夫人の「嬉しかった日」を読んで、涙がさそわれた。

夫人はまだ70才を出たばかりで、家内とは同年代。度重なるご不幸におそわれ、経験した者でなかったら、到達しえない心境に至ったと察した。

お礼の電話を入れたら、とても元気な声でした。

  嬉しかった日

 九月九日。今日は、今年の二月二十六日に肝臓がんの手術をしてから、初めての造影CT検査の日です。
 又、肺や肝臓に転移していたらどうしようと、半分心配し、半分は大丈夫だと自分に言い聞かせ、検査を受けました。
 一時間後、手術をしていただいた主治医の先生のお話があり、肝臓も肺もきれいだと言われ、本当に嬉しくルンルンの気分で帰宅しました。
 乳がんを手術して三年。横行結腸がんを手術して一年半。肝臓に転移し手術をして七ヶ月。三回もがんの手術をし、今やっと本当の感謝の生活ができるようになった気がします。
 感謝の生活をする事が一番大切な事はわかっていても、なかなか実行できない時もありました。病気になったお陰で一番大切な事に気づかせていただきました。
 生かされている事への感謝、夫への感謝の気持ちを忘れず、一日一日を楽しく明るい気持ちで頑張っていこうと決心した一日でした。 

いまは、大根の選り菜がおいしい時期。毎日のように食べています。