お話おじさん′終活記

はや人生はラストステージ、いつのまにか年が過ぎ、いまがいちばん自由で、楽しい。

鳥越俊太郎「がん患者」

今日は、原稿作りの参考書探しに県立図書館に行ったが、お目当のはなく、ふと闘病記の棚に、いま都知事選に名乗りをあげた、鳥越俊太郎氏の著書「がん患者」が目に付いた。

民放はあまり視ないので、氏はジャーナリストだとは知っていたが、がん患者であることを知らなかったので、通読した。
65歳のとき、直腸がんであることがわかり手術したが、ステージⅣであることが判明し、肺、肝臓へ転移していたため、5年間に4回の手術を繰り返した。その後トレーニングにつとめて、マラソンも完走している。
76歳で立候補したところをみると、体力的には、驚くべき回復ぶりである。

あとがきが、フルっている。がんと宣言されたとき、呆然とはしたが、「しめた!」とも思ったという。取材者・鳥越が、直接にがん患者・鳥越を観察し、記録することができる・・・とあった。この本は氏のライフワークの一つにちがいない。

平成元年に糖尿といわれた、わがもはや28年経って、いまだ合併症が出ないのは、まあまあコントロールがよかったのだろう・・・ずうーっと検査の記録はあるが、本にはならないなあ・・・