お話おじさん′終活記

はや人生はラストステージ、いつのまにか年が過ぎ、いまがいちばん自由で、楽しい。

義父の話

盆に来れなかった家内の奈良の姉が実家の墓参りにきたので、今日家内の兄弟姉妹みな実家に集まった。

女3人に男1人の兄弟姉妹だから、話がはずむ。そても親戚縁者のことや、遠い昔話なので、こちらは、ただ黙って聞いているだけだったが、一つ初耳の身近の話があった。

それは平成5年に94才で他界した義父の話だった。

見舞いに行ったことを覚えているが、60半ばで前立腺肥大の手術を受けた時、「だれがこんなことをした」と言って、手術後の管を抜こうとしたという。付き添っていた嫁さんが、あわてて制止した。

もうその頃から、ボケが始まっていた。

それから30年近く義父は生きたのだから、実家の義弟夫婦はよく世話をしたし、親孝行だった。