前から、ちょっと知りたいと思っていたことがあったので・・・日本の知識人、教養人の中で、私が関心を寄せている一人に、加藤周一氏がいる。
先年(2008)、がんを患い、99才で亡くなられたが、無宗教主義を公言していながら、死の数か月前にカソリックの洗礼を受けて、入信した。
知の巨匠とも呼ばれた人にしては、どういうことなのだろうかと・・・
親友だったという鷲頭力によると、家族がみなカソリックの中で、自分ひとりが無宗教を貫くと、(葬儀ほかに)困るだろう。家族を悲しませたくない。
自分は妥協主義者であり、相対主義者でもある、とも言っていて、家族愛を優先したと解釈している。
理の人であったが、情の人でもあったという。
それがいいんだ。
遠藤、今日は完敗・・・