お話おじさん′終活記

はや人生はラストステージ、いつのまにか年が過ぎ、いまがいちばん自由で、楽しい。

彼岸を迎えて

春の彼岸を迎えて、今日は天気もよいし、家内の両親の墓参に行った。

墓は実家のある鶴来町の高原の麓にある。獅子吼と呼ばれる高原は、スノーボードとパラグライダーで知られている。

父は享年91才、母は93才と長寿だったが、二人とも他家から来ている。

実家は地元で靴はきものの店を開いてきているが、父は赤ん坊のときに貰われてきたし、母も近くから嫁に来たので、いわば両貰いの家なのである。

父を養子に出した実家は、近在の豪農である。いまはアパート、マンション経営で財産を守っている。固定資産税700万円と聞いて、おどろいた覚えがある。

豪農は8人の子どもを、跡継ぎの長男と他一人を除いて、みな乳児で養子に出し、先祖伝来の財産、土地を守ってきているのである。

これまで、これが家を守るためには当然の事だった。これからも、やり方は違っても、先祖の墓を守っていく以上は、家の存続が最大事なのだ。

家内の実家も、その問題に直面している。


大相撲も明日が千秋楽、期待の遠藤は負け越しがきまり、鶴竜は白鵬を破って、優勝と綱とに手を掛けた。