お話おじさん′終活記

はや人生はラストステージ、いつのまにか年が過ぎ、いまがいちばん自由で、楽しい。

先祖の地

この13日に94歳で他界された、アンパンマンの生みの親やなせたかし氏の実家は、300年にわたる高知県の旧家だとのこと。
その実家の跡地を公園にして、そこに墓を建てる計画だそうだ。

亡父は静岡の出身だが、実家はその地に14代にわたって、いまも続いている。学生の時、訪れたら庭に先祖の墓がずらっと並んでいたので、それを記録してきた。
その記録をもとにして、ワ−プロでかんたんな系図を作って、父50回忌に際してみなに配布した。

言い伝えによると、この地での初代にあたる喜エ門と子の仁右エ門は、武田家家臣で、天目山の戦い(1582)に参戦し、織田勢に敗れて、山奥へ逃れたという。喜エ門は8年後の1590年(天正18年)にこの逃亡の地で死んでいる。妻の墓はなかった。

喜エ門の出自は伝えられていないので、それ以前のことは分からない。

かっては山奥の山奥だった先祖の地も、いまは静岡市に吸収合併されたが、その後訪れたことはない。