お話おじさん′終活記

はや人生はラストステージ、いつのまにか年が過ぎ、いまがいちばん自由で、楽しい。

住めば都

2015年春の北陸新幹線開業を迎えて、首都圏からの金沢移住が話題にのぼっている。
東京から2時間半で来れるので、自然環境がよく、災害の心配も少なく、食い物もおいしいし、文化的水準もいいから人気があるようだ。

東京で生まれ、育っ私が金沢に移ったのは、東京オリンピックの年だったから、来年で50年になる。
もう、あの空気の悪い、人ごみの中に戻る気はまったくない。
先年旧友の案内で、丹沢山地に登ったことがあったが、山登りまでバスは混むし、人の行列だった。

ひとつ何か起きたら、大変なことになるだろう・・・

そうはいうものの、日本海側はどこもそうだろうが、天気の悪い冬期の生活はいいものではない。
初めての冬は、しもやけができたし、身体が芯から冷えて、寒さに慣れるまでつらかった。雪の風情はいいが、大雪になるときはめんどう・・・雪かきの労働が付きまとう。

スキーをはじめてからは、冬の楽しみもできたが、どんより曇った、うっとうしい天気には、いまも気がめいる。

そして、洗濯物を干すのに、家内が家じゅうに吊るす。乾燥室を設けておけばよかったが、もうおそい。

しかし、わが町は、生活福祉環境が日本一だというし、待機児童もゼロとかいう。

世の中も人生も、何から何までいいはずはないのだから、住めば都とする。