奈良へ法事で行って来た家内が、たくさんお土産をいただいてきた。
それに今日はMさんの娘さんからもいただいた。娘さんはキャリアーウーマンで、いまは大阪、ときどき一人暮らしの母に会いにくる。
そのとき、いつも高級菓子を用意してくる。いただくいわれはないのだが、家内がMさんと親しくしているので、気遣いしているのだろう。
お土産のオンパレードだ。お茶以外はみんなお菓子・・・これで当分買う必要はなさそう。
戦中戦後の食料難時代に育ったから、子どもの時にお菓子らしいものは、あまり食べた記憶がない。
あるのは、戦前道玄坂にあんみつの店があって、そこへ兄がよく連れて行ってくれたこと、母がときに今川焼きまがいのものを作ってくれたこと。
「終わりよければ、すべてよし」という。思いもしなかったが、晩年を迎えて、平和で豊な生活を送れる。
仕合わせとしか、いいようがない。