今日の新聞を読むと、麻生氏が国民会議で終末期医療についての自らの発言を、不適当として撤回したとある。
同時に載った発言要旨を読むと、まったくその通りで同感する。
世間体ばかりがはびこり、本当のことが通じないのが、世の中なのか、それとも日本だけのことなのか・・・
先年、義姉が他界したが、甥は老人ホームに入居して、もうボケもでてきた94歳の母が食べられなくなった時点で、可哀想だが、それ以上の医療行為はしなかった。
私も同意した。
自分自身について言えば、ボケが出た時点で、この世におさらばしたいと思うが、そうなったら、自らの判断能力も失っているだろうから、難しい。
精神分析学の創始者であるフロイトは、がんの末期を向かえて、自らの判断で主治医に尊厳死を希望し、モルヒネ注射で逝ったと伝えられている。
死はだれでも平等に訪れるものと知りながらも、これまでは幸にも、死の意識に直面していない。その時が来たら、尊厳死がいい・・・
俗に医療遺書と呼ばれるものがあると聞く、元気なうちに調べてみよう。