お話おじさん′終活記

はや人生はラストステージ、いつのまにか年が過ぎ、いまがいちばん自由で、楽しい。

斉藤茂太著「女のはないき男のためいき」

ボランティア仲間の最長老で、今年90歳を迎えるH氏がずっと姿を見せないので、今日は帰りにマンションを訪ねた。12月に入院して、見舞いに行った以来会っていなかった。

自宅を訪れたのは初めてで、マンションの見晴らしのいい9階にあり、ここで一人暮らしをしている。
先日電話を入れたが、何もしゃべらないので、どうかしたのかと、今日ヘルパーがいる時間帯をねらって行ってみた。
以前からよくヘルパーの話をされるし、先年がんの手術をしてから、週に3日きてもらっていることも知っていた。
ちょうどテレビをガンガンならして、ベッドの上でヘルパーに作ってもらったうどんの朝食をとっているところだった。
話をきくと、こんどは腎臓を手術したそうで、経過はいいが、これからは3週間に一度腎臓と膀胱の管をクリーニングに通院しなければならないとのこと・・・その上、長くなった生活で、足腰が弱くなり、車いすを使うことになったので、リハビリもするという。
まだまだ意欲があるので、一安心した。

時間があったので、帰途市の図書館に寄った。
読んだのは、斉藤茂太著「女のはないき男のためいき」・・・死の3年前、87歳で出した本で、斎藤家のありのままの姿を書いていて、おもしろい。

老いては子に従えというが、二人の間では、夫は妻に従ったほうが平和というご意見・・・もっとも、もっとも・・・