今日は終戦の日、全国戦没者追悼式が両陛下ご出席の元に武道館で挙げられた。
昭和20年のこの日を、小学5年の私は富山家県金山村(現射水市)の学童疎開先で迎えた。
正午に玉音放送があるとのことで、みんなで近くのラジオのある家の庭先に集まって聞いた。
昭和天皇の声は、何を話しているのか、ラジオの雑音も大きくてよくわからなかったが、終わった後、大人たちの涙で、日本が負けたのだと知った。
それから67年たったが、その光景は今も思い出せる。
それで2ヵ月後に、親兄弟のいる東京へ帰えれた。
家に帰ったとき、台所からそっと現れてきた母の顔は私の脳裏に焼きついたままだ。