お話おじさん′終活記

はや人生はラストステージ、いつのまにか年が過ぎ、いまがいちばん自由で、楽しい。

定年後もまだまだ現役

アクタス4月号の特集記事、定年後もまだまだ現役「家にこもっていられない」を読んだ。

この6年で60歳以上の労働者が倍増したという。公的年金の支給年齢が段階的に60歳から65歳へと引き上げられていくのが、いちばんの動因のようだ。
そこには、働かなければ食っていけないという社会的背景がある。

一方では「人生、楽しまなきゃ損」と定年を機に温泉や趣味に興じたり、優雅な豪華客船での「世界旅行」を楽しむ人たちもいる。

格差社会といわれるが、一般庶民の間にも広がってきているという感が強くする。

経済的な格差ばかりでなく、年を取るほど、いろいろな面で人と人との差は広がっていく。

いちばん分かるのが外面、年相応に見える人、若く見える人、年寄りじみた人・・・
内面は分かりにくいが、老人になると、それがはっきり顔にでるようになる。怒りっぽくなった人がそうだし、病気や不幸をかかえている人など、悲しげな表情がそのまま、普段の顔になったりする。

はてさて、人様のことはともかく、自分はどうだろう。

60歳まで勤めた後、定年延長の措置に浴して65歳まで勤め上げた。その後も嘱託で4年置かせていただいた。
69歳まで働いての退職・・・申し分の無い現役生活だった。

それ以降は1年間をおき、いまも通っている財団に籍をおいて、週4日のボランティアながら、仕事をさせていただいている。

77歳のステップに入り、気分はまだ若いつもりだが、残念ながら体力は衰え、外見も老醜化が進んできた。

ただただ、健康で働ける限り、何かのお役に立ちたいと念じるばかりです。