お話おじさん′終活記

はや人生はラストステージ、いつのまにか年が過ぎ、いまがいちばん自由で、楽しい。

嬉しかったこと

今日は冬至、霰が降って天気も悪かったが、暮れのあいさつにT社を訪問した。

T社に行くのははじめてだが、30年来私が関係している青少年育成事業法人の賛助企業で、毎年賛助会費をいただいてきた。
主に金属リサイクル事業をしている。都心とは離れた、港に近い、不便な所に本社と工場があった。

ちょうど昼休みの時間で事務所は閉まっていたが、姿を見かけた従業員の方に外で名刺を渡して、来意を告げた。

まもなく、取り付ついでくれた従業員と同じユニホームを着た品のある年輩の方が現れた。
そして、私がお礼として持参した来年用の標語入り日めくりカレンダーをとても喜ばれた。

建物の中に入って、外にいる私を呼ぶ。ついて入った。二階へ登る折り返しの壁にカレンダーが掛けてあって、22の日付と標語が見える。それを私に見せたかったのだ。

標語がとてもいいと言われた。
他の場所にも、掛けてあると言う。標語が無言の社員教育になっているらしい。

帰りに、名刺と粗品を渡された。
見ると代表取締役会長とある。今は社長を息子にしたが、この会社の創業社長だった。

私が車に乗って去るまで、霰降る外に出て見送っている。この方はどこか違う。

これまで多数の会社を訪問してきたが、従業員の態度も違う。

法人が出している標語入り日めくりカレンダー「にちにち」は私が主になって編集した。
お役に立てて、こんな嬉しいことはない・・・

だれでも、自分のしたことで他人が喜ばれると、嬉しい。