お話おじさん′終活記

はや人生はラストステージ、いつのまにか年が過ぎ、いまがいちばん自由で、楽しい。

卯辰山の会館

卯辰山は、兼六園から眺めると東に位置する里山である。私が役員を務めている法人の会館は、この山の中腹の高台に建っている。金沢市内が一望できるので、山は藩政時代は入山禁止だった。いま一帯は風致地区になっている。

山頂一帯は公園、桜並木やもみじの木があるので、花見と紅葉の時期は人出が多い。それと相撲場で全国高校相撲大会が開催される5月末の日は、とくに賑わう。

150mほどの低い山なので、天気の良い日は市民の早朝散歩のコースにもなっている。
特筆されるのは、その一人に、雨の日も雪の日も365日、登られるおばあさんがいる。
朝の7時には、ひとりとぼとぼと、登っていく姿を見かけられる。

会館では、今日は天皇誕生日の休日にもかかわらず、会員の皆さんにお願いして、大掃除があった。
掃除屋さんに頼む予算が無いから、これもボランティア仕事。

ふだんは手の届かない、窓拭きをしていただいた。
他と同様、会員の年齢層が高くなってしまって、高いところはやり手がない。

当てにしていた、比較的に若いKさんが、遅れて来られたので助かった。

どこも同じ悩みがあるだろうが、若手がほしい・・・