お話おじさん′終活記

はや人生はラストステージ、いつのまにか年が過ぎ、いまがいちばん自由で、楽しい。

郷社の話

三が日が過ぎ、今になって郷社にお参りしてきた。鳥居をくぐると、すぐ左わきに小さな穴があり、お手水池とある。干上がってしまった池で、案内板に記されている、池の由来と干上がったわけが面白い。

大乗寺三代明峰禅師が荼毘にふされた時、白山から白雲がなびき、この神社の地に池ができた。白山権現が湧き出る池の水で手を洗い、詣でたという。すると、荼毘の煙は天に向かって立ち上って行ったという。村人は、それに因み、お手水池と名付けて、湧き出る水を大切に守ってきたが、ある時村人があやまって肥桶を池に落とし、それ以来水が出なくなったそう・・・