蓼食う虫も好き好きで、人もみな同様。わがは果物が好きだが、それでも例外があって、イチジクだけは食べない。子どもの時に、友だちにもらって初めて食べた、盗んだイチジクの味が不味くて、それ以来口にできなくなった。
よく食べるのは柑橘類で、それもジューシーでなく、サクサク感のあるもの・・・今の時期によく食べたのは夏みかんだった。しかるに、酸味のあるものが好みなのに、この頃はみな糖度重視で、店に並ばなくなったので、仕方なく、八朔と甘かんにしている。
果物に限らず、どうして食べる物がみな糖度、糖度というようになってしまったのだろう。その方がよく売れるからにちがいないが、食べ物本来の固有の味がなつかしいなあ・・・
