お話おじさん′終活記

はや人生はラストステージ、いつのまにか年が過ぎ、いまがいちばん自由で、楽しい。

もうすぐ立春

2月だというのに、今日は朝から好天気だったので、一日畑に出た。たまねぎ畝の草むしりをして追肥を施し、後ももっぱら草むしりで終わった。2月に畑仕事ができたのは、記憶がないし、はじめてだと思う。もうすぐ立春だが、今冬はこのまま雪のない日がいつまで続くのだろう。

お陰様で、わが家は年金生活を享受できるからいいものの、商売屋はこの暖冬で弱っているという。履き物屋を営んでいるお里も例外でなく、冬物の主力である長靴が売れなくて悲鳴を上げている。130年もの老舗だが、跡継ぎした義弟はもうこんな苦労はしたくないようで、自分の代で店は終わりにするよう。それも一男一女をもうけたが、長男は大学から首都圏に出たまま、就職結婚し、帰ってくる見込みがない。長女は嫁いで、近くにいるものの、共稼ぎ生活がいいよう。
決定的なのは、車時代で大手の店に顧客を奪われてしまい、町の商店街そのものが消えかかっていること。賑やかになるのは祭りのときだけで、ふだんは人通りのほとんどない町になってしまった。