お話おじさん′終活記

はや人生はラストステージ、いつのまにか年が過ぎ、いまがいちばん自由で、楽しい。

火のない所に煙は立たぬ

一週間経って、今日もまた皮膚科へ行ってきた。湿疹はだいぶよくなったが、まだかゆみが消えない。この年になって、はじめて経験する全身にわたるかゆみで、一時は夜眠れないこともあった。痛みがいちばんの苦痛にちがいないが、かゆいのも、どこからとなく、じわじわと苛まれているようで耐えがたい。掻くとますますかゆくなるから、我慢するしかないが、知らず知らずのうちに掻いてしまう。それが皮膚を傷つけて、赤く腫れあがる。経験した者でないと分からない責め苦だろう。

家内は何か悪いことでもしたのではという。ここずっと食生活をはじめ、これといって、特に変わったことはしてないから、考えてしまう。今日はあらたに皮膚の顕微鏡と血液検査を受けたが、結果は二週間後になる。わがは、火のない所に煙は立たぬという因果論を奉じているから、何かあったか、あるのか分かれば幸いである。