お話おじさん′終活記

はや人生はラストステージ、いつのまにか年が過ぎ、いまがいちばん自由で、楽しい。

食料難時代の頃

天気がいいと思ったら、今日で梅雨明けしたそう。ちょっと暑かったが、一日畑でさつまいものつる返しをした。さつまいもはこれをしないと、葉っぱばかりが茂って、実があまりつかない。この葉っぱも茎が食べられる。いまも好きな人がいると思うが、わがは、子どもの食料難時代の頃には、よく食べさせられた。

日本の食料難時代を経験した人はもう少なくなったと思うが、わがはその一人である。戦争中は、子どもにとっては甘い物などなくて、貧しいにはちがいなかったが、まずいさつまいもなど食べて、何とか食いつないできた。むしろひどかったのは戦後で、食べる物がなくて、買い出しなどしてしのいだ。占領軍放出のトウモロコシの粉(家畜のエサ)で生きのびられたのではなかろうか。
同時代の人はこの経験から、さつまいもにはたいていはうんざりしている。わがはどうしてか、まずいさつまいもはうんざりだが、代わりに、美味しいのを食べたい。それで五郎島を作っている。