お話おじさん′終活記

はや人生はラストステージ、いつのまにか年が過ぎ、いまがいちばん自由で、楽しい。

物語とは・・・

今日は立春の名にふさわしい、暖かくて、よい天気なので、徒歩で放送大学へ行った。新しくCD科目の「日本の物語文学」を聴くことにした。

物語は様々な人物が登場して、ストーリーが展開される。その人間のストーリーを講師は話型(わがた)と呼んだ。登場人物、そのひとり一人のストーリーが絡み合って、物語が構成される。
その話型は、幸不幸を軸とする人間の運命として、わかりやすく、図形にして示した。

1次関数型から4次関数(多関数)型まで、1次関数型は右肩上がりの上昇人生、反対にはじめがよかったが、あとは下降するばかりの人生、はじめはよく、途中でどん底を味わって、上昇する人生、浮き沈みを何度も繰り返した、塞翁が馬・・・まだ終わっていない自分の人生は?

そして、何が人を幸福にし、何が不幸にするのか、人の心を描くのが、物語の物語たるゆえんであるとした。

竹取物語を日本最古の物語文学とする、そのゆえんを講師は、登場人物のストーリーを取り上げて、解説した・・・恥ずかしながら、今になって、たいへんよく分かりました。

かぐや姫は、罪を犯して、月の世界から地球へと追放されたが、地上で徳を積み、許されて、また月に戻れた人物のよう・・・