お話おじさん′終活記

はや人生はラストステージ、いつのまにか年が過ぎ、いまがいちばん自由で、楽しい。

太平洋芸術祭

昨日に続いて、今日は「太平洋芸術祭」の話を視聴した。

太平洋諸島は、第二次大戦後になって、列強の植民地から独立したが、いまだにサモア諸島の西半分はアメリカ領ほか、フランス領の島も残っている。
近年、このオセアニア州と呼ばれる地域は、政治的に列強の植民地として分断されただけだという、先住民の統一民族意識が、文化活動を通して、高まっている。その発端となっているのが「太平洋芸術祭」だという。

4年毎に各島国で開催される。2008年第10回アメリカ領サモアでの映像が紹介された。ダンスが中心で、どの島の踊りも多少の差はあれ、似たように思えた。

いま日本はフラダンス流行りだが、ご存知のように、これはハワイ原住民の踊り。ハワイ諸島もカメハメハ王国だったのが、後から入ってきて土地を収奪した白人(アメリカ人)がサトウキビのプランテンションアを経営した。
その農場主がアメリカ海兵隊の支援をえて、クーデターを起こした。原住民の大虐殺も行われ、アメリカの一州になった。イスラエルに劣らない、暗い歴史が宿されている。
いま、原住民のささやかなアイデンティティの抵抗がフラダンスの復興にあるとみていい。

自分でもおどろくことがおきた。体調がいいと感じていたが、禿げ頭に細いが、黒い毛髪が生え始めた。
楽しみと言えば、楽しみ・・・