昨日視聴した講義で妖怪の話があった。その研究者でもある小松和彦氏の話もあった。
マチュピチュに代表されるインカの原住民にとっては、侵略者スペイン人は妖怪だったという。スペイン人は黄金を奪うばかりでなく、インディオを逆さづりにして、脂(血)を搾り取り、それを薬などに使うと信じていた。
人の血を搾り取る話は、わが国にもあって、小松氏は宇治拾遺物語に出てくる纐纈城を紹介した。
超現実的な力をもつ、恐怖の対象だった妖怪が、現今はゲームに登場するマスコットになった。国際文化研究センターのデータベースに人気が集まっているそう。
宇宙人やユーホーなど超現実的な存在に対する関心は、好奇心も伴って、持つ人は多いと思う。わがもそうで、夢とか、ロマンとかにも通じる心ではなかろうか。
もう人生も短い。ともすると現実的合理的になりがちだが、もっとおおらかに生きたい・・・
今日は一月にしては、ほんとうによい天気で、気持ちがよかった。