お話おじさん′終活記

はや人生はラストステージ、いつのまにか年が過ぎ、いまがいちばん自由で、楽しい。

怪物の話

会報を編集し、発注した後、今日は放送大学で勉強・・・ロマネスク美術の講義だった。
教会や修道院の建築物を飾っている彫刻がテーマだったが、柱頭彫刻といわれる中の怪物の話が面白かった。
双頭の鷲をはじめ、半人半獣、頭が一つで胴体が多数、反対のや人間を食べる怪物など、奇怪な姿形だが、マンガチックで、とてもユーモラスである。
一方では、モーゼがそそぐ小麦が粉になって、パウロが受けているという彫刻がある・・・旧約聖書が新約聖書となって、広まるとの意味らしい。

怪物たちは、中世ヨーロッパの農耕社会の民衆がもっていた、キリスト教以前からの異教的・土着的・民衆文化とキリスト教文化が融合していた時代の表象とのこと・・・そして、また、それは単に意味のない装飾ではなく、始まりと終わりをもった直線的なキリスト教的世界観ではなく、死と再生が連続的に循環する、永劫回帰の世界観を表しているという話でした。

今日の畑・・・先に播いたアシタバが発芽しないので、また播きましたが、野菜はたいてい発芽率が80%以上あるのに、アシタバは50%で、むずかしいようです。