お話おじさん′終活記

はや人生はラストステージ、いつのまにか年が過ぎ、いまがいちばん自由で、楽しい。

カール・フォン・リンネ

道が悪いので、車で放送大学へ・・・今日の講義の中心は、二名法で有名なカール・フォン・リンネ(1707−1778)だった。
スエーデンでは、いまも国民的英雄の一人で、お札になっているそう。リンネは、雄しべと雌しべの数の組み合わせで植物を分類し、属と種を表示する二名法を唱えた。
しかも、その植物分類法を広め、各地での植物採取のため、植物園で多くの弟子を養成して、世界に派遣した。ただの学者ではなかった。
若い時には、彼自身もラップランドに行っているが、植物採取は探検にも等しい危険を伴ったので、派遣された弟子の何人かは、現地で亡くなっている。
日本には、ツンベリーという弟子が来ているが、採取した植物を一部しか、リンネの手元に送っていないというのが、面白い・・・成果をリンネに独占されるのを避けたわけである。(後に、彼も教授になった。)
また、スエーデンに作物生産による経済的効果をもたらすため、政府の依頼を受けて、バナナなどの栽培もしたというから、なかなかの人物だった。
受粉を、昆虫は例外的とし、風によるとして、人間並みに捉えたとかで、人間臭い面を備えていたようでもある。

去年利用した旅行会社からチラシが送られてきた・・・今日もチラトラ降ったが、早く春になってくれ!