お話おじさん′終活記

はや人生はラストステージ、いつのまにか年が過ぎ、いまがいちばん自由で、楽しい。

園芸の話

金曜日は電話番に出ることにしているが、今日は非番になったので、朝すぐ、いつもの床屋で整髪してもらって、放送大学に行った。

視聴したのは、ヨーロッパにおける園芸の話だった。
いまは、花卉植物や観葉植物が生活になくてはならないものになっているが、16世紀までは植物といえば薬草栽培で、各大学の薬草園が中心だった。日本でも、五代綱吉が薬草園を開いている。
オランダのライデン大学で、植物学者カルロス・クルシウス(1526−1609)という教授が、はじめて植物に美的価値を見出して、鑑賞の対象として収集し、植物園を作った。いまもチューリップと言えばオランダだが、数株のチューリップを入手して、広めたのも彼の功績とのこと・・・わが家もその恩恵に授かっています。

クルシウスは、人脈を生かし、1200種以上の植物をヨーロッパ中から集めたというが、電話も宅配もない当時の社会で、情報手段の手紙一本でよくぞ成し遂げたともいわれる。
そのネットワークの構築がすばらしい・・・

帰りに、サン二コラに寄って、店員さんおすすめのイチゴケーキとモンブランを初めて買い、家内のお土産にしました・・・たまには、いいですよね。