お話おじさん′終活記

はや人生はラストステージ、いつのまにか年が過ぎ、いまがいちばん自由で、楽しい。

反比例して貧困化?

また悪天候の肌寒い日になった。
勤め帰りに、家へ寄った息子の話だと、小学校でインフルエンザが広がって、学級閉鎖になった。それで、孫がお世話になっている保育園の年長組が行く予定の学校見学も中止になったとのこと。
家内が、私たちが子どものときに、こんなことがあったかという。
インフルエンザなどという言葉もなかったし、熱が出ても、風邪を引いたというだけのことだった。わがのことになると、ずっと前の戦中戦後のことになる。5年生のときに、東京から富山県の金山村(現射水市)にあるお寺に学童疎開をした。(今日のような雨の降る日に、寺の前で撮った記念写真一枚が唯一の証拠。)
しらみがわくという衛生状態がいいとはいえない環境で、毎日が飢餓の疎開生活だったが、だれも病気になった者はいなかったし、みな戦後の食料難時代を耐えぬいて、無事小学校を卒業した。
プールの階段を利用して撮った、粗末な服の卒業写真を見ても、想像できるだろう。

今日の曽野綾子のコラムを読むと、アフリカのことを引き合いにしているが、日本も70年前は同じだったのだ。

病気ばかりでなく、現今の事件や犯罪からして、日本は経済が成長して、生活が豊かになるとともに、人間の心身は、それに反比例して貧困化?してきたとしか思えない。

今日も放送大学に出ましたが、行きは徒歩、帰りは雨になったので、ノッティを利用しました。