桃の節句を迎えて、ぐずついた天気ながら、すこし暖かくなった。今日も、事務所に顔を出した後、放送大学へ行った。
今日聴いたのはプラントハンターの話・・・18世紀後半から19世紀にかけて、世界帝国にのし上がったイギリスが植民地支配を背景にして、多くの熱帯の植物を集めた。
それらは、世界遺産となったキューガーデン(王立植物園)が派遣したプラントハンターの冒険旅行の成果で、いまも大温室で育てられている。
毎年、ポリ袋をかぶせて越冬させる、わが庭のアロエを今日開いたが、元はといえば、プラントハンターが苦労して、南アフリカから採集してきたアロエの末裔なのかもしれない・・・そう考えると、いい加減にしておくのは、申し訳ない。
思いを致すと、アロエばかりではない、身の回りのすべては、先人が苦労して築き上げた遺産であって、何一つおろそかにはできないはず。
わがには何か残せるものがあるかと自問すると、ささやかな財産以外には、何もないことに気付いた。
春になったのでしょう・・・畑の中島菜が黄色い花を咲かせています。
中島菜は、葉っぱがぎざぎざなのがふつうですが、ちょっと変わった丸い葉っぱのものができました。
種を残こそうと思いますが、新種だったらいいなあ・・・遺産になるなあ・・・