お話おじさん′終活記

はや人生はラストステージ、いつのまにか年が過ぎ、いまがいちばん自由で、楽しい。

新人生論ノート

木田元の「新人生論ノート」を大活字本で読んだ。

新がついているので、三木清を前提にしている。その人物論に興味を感じた。


三木は日本を代表する哲学者で、多くの読者に影響をあたえた人だが、人間的には、名誉欲がつよく、嫉妬深い性格だったよう。

20世紀を代表する哲学者ハイデッガーも同様だったらしい。


音楽といえば、モーツアルト・・・美しい楽曲を残したこの人は、その卑猥な手紙から、品性にかけていたことは明らか。

優秀な才能と人間性は、必ずしも一致しない・・・言行不一致といっていい。

作品は作品として評価し、それを作った人間がどうだったのかは、探索しないということらしい・・・