お話おじさん′終活記

はや人生はラストステージ、いつのまにか年が過ぎ、いまがいちばん自由で、楽しい。

きんつば

明日義母の三回忌があるので、お供えの菓子を買いに行ってきた。
法事は近親者だけでするというから、実家の家族のほかには、家内の姉と妹、われわれ夫婦が集まる。

菓子は、何にしようかと思ったが、後を継いだ弟の好きな中田屋のきんつばにした。

きんつばは和菓子屋だったら、どの店にもあるが、ここのがいちばんおいしい。
程よい甘さで、薄皮で、焼き上がりがいい。

車で15分ほど行った先に、佃煮の近岡屋、お麩の不室屋、中田屋の3店の共同店があるので、そこへ行った。
お歳暮のシーズンに入ったので、けっこう客がいた。

店員に聞いたら、年中無休だというから、繁盛しているのだろう。

50年前に金沢にきたとき、住んでいた近くの通り道にあった。小さな1軒の和菓子屋で、教え子に友だちの店のものともらったのが初め・・・いまや、きんつば一筋で、大店舗になった。

このきんつばを味わうと、今昔の思いもする。