お話おじさん′終活記

はや人生はラストステージ、いつのまにか年が過ぎ、いまがいちばん自由で、楽しい。

御礼の言葉

長い付き合いの知人のNさんの母親が亡くなられて、きょうは葬儀に参列した。
津幡の会場まで、山側外環道路で行ったら、わりに早く40分ほどで着いた。

北陸では一般的な真宗での葬儀だったが、受付で頂いた会葬御礼の言葉が、紋切型の挨拶状ではなくて、気持ちがこもっていて、とてもいい・・・敢えて紹介させていただく。


「お疲れ様、ありがとう」この想いが届きますように…
穏やかで優しい性格ながら、心の中には一本の強い芯。商店を営む父の
右腕となって家族を支え、私たち四人の子供を育てあげました。
いつも優しい眼差しで見守ってくれたこと、どれだけ年を経ても
我が子を案じる気持ちは変わらず何かと気にかけてくれたこと。
いくら感謝してもしきれません。孫を授かると、目に入れても痛く
ないと言わんばかりに可愛がっていたことも懐かしい思い出のひとつ…
まだ母が元気な頃には、幼子をおんぶして歩く微笑ましい姿が
見られたものです。
いつの時も自分を後回しにして家族に尽くしてきた母へ、何よりも
伝えたいのは感謝の言葉。「長い間お疲れ様、本当にありがとう」
想いが届くよう祈りを込めて、今は静かに両手を合わせて見送ります。
母○○○○は、秋風が木の葉を揺らす頃、平成二十五年十一月七日、
九十六歳にて生涯に幕を下ろしました。
母の人生に豊かな彩りを添えて下さった皆様へ、深く感謝申し上げます。
本日はご多用中ご会葬いただき、誠にありがとうございました。
略儀ながら書状をもってご挨拶申し上げます。