お話おじさん′終活記

はや人生はラストステージ、いつのまにか年が過ぎ、いまがいちばん自由で、楽しい。

北朝鮮ミサイル失敗に思う

北朝鮮ミサイル失敗のニュースが第一面を飾っている。
当事国は人工衛星の打ち上げと称したが、日本を含む西側は、事実上の長距離弾道ミサイル発射実験としてとらえた。

日本では自衛隊が、ミサイル発射として迎撃体勢をとって、この予告なしの発射に備えた。

結果はミサイルの空中爆発によって終わったものの、日本は体勢の不備を露呈した。
東日本大震災のときと同じく、判断ミス並びに情報の遅れである。

この事件に際して思い出すのは、高校生のときに読んだジョージ・オーウェルの未来小説「1984」、受験勉強の合間に八重洲口の丸善でペリカン文庫を買ってきた。

一党独裁の世界三大国によるミサイル発射の永久戦争が続く世界を描いたもので、とても興味深かった。

北朝鮮は、新たな世襲制による一党独裁国家に生まれかわった。そして核とミサイルの開発に向かい、軍事力で独裁体制を守ろうとしているようだ。

今回の事件が、オーウェルが予見したミサイル戦争時代の幕開けとなって、今が歴史上の黎明期にならないよう願うばかりである。

杞憂で終わってほしい・・・