お話おじさん′終活記

はや人生はラストステージ、いつのまにか年が過ぎ、いまがいちばん自由で、楽しい。

敬老の一日

今日は敬老の日でボランティアもお休み。去年に続いて町から敬老会の案内があったが、ごめんだ。年寄りのくせに、グランドゴルフやら何やら、年寄りの集まりには行かない・・・へそ曲がりだ。

家内に、堀さんが出ているよと呼ばれた。テレビで画家堀文子さんのドキュメンタリーをやっている。この人はすごい。この7月にOさん夫妻に誘われ、福光美術館に個展を観に行って知った。
モットーの「群れない、慣れない、頼らない」がいい。何者何事にも束縛されず、自由に自分の思うように美を追求して、意欲的に生きようとする。80歳でヒマヤラへ行っている。93歳の今になっても、つねに感動をもとめて、新しいことに挑戦する。

こういう人には触発される。

見終わってから雨が降ってたが、合羽を着て、大根の間引きをした。ポリバケツ一杯のスグリ菜を洗って、根と双葉をもぎった。家内が揚げと煮たり、胡麻和えにしてくれる。これが美味しい。

午後は雨が止まないので休養、家内のおしゃべりを聞きながら、大相撲中継を見た。持てる肉体の力の限りをつくして、ぶつかり合う好取組は感動的だ。

いつものようにゴーヤで夕食をとった後、クローズアップ現代を視る。シルバー企業家の話に打たれる。
このオレは一体これまで何をしてきたか・・・何もないことに呆然とする。

9時から若冲の特集を見た。この人もすごい。85歳の死の年に傑作を描いて残した。

世の中には、人生を精一杯生きる人がいる。遠く及ばないことを知らされる。

この日記を書いて、10時半就寝、今日の一日が終わった。