お話おじさん′終活記

はや人生はラストステージ、いつのまにか年が過ぎ、いまがいちばん自由で、楽しい。

健康は目的・・・

今日はまた最高に暑い日だった。ダブル台風で起きたフェーン現象のせいだろうか。午前中は放送大学に出て北斎の話を視聴、午後は何もせずに、冷房をきかせた茶の間でテレビなどみながらゴロゴロ・・・下手に動いて、倒れでもしたら、それこそ大迷惑をかけることになる。

いちばん気が合った亡次兄を見舞ったとき、健康の話になった。兄は80を越えていたからか、健康は目的ではないと言ったら、兄は健康は目的だと応えた。
健康が何かをするための必須条件と思える間は、まだ若いといえるのではなかろうか・・・

だが、今夏は二人とも健康を保持するのが目的だったような気もする。明日はまだもっと暑くなるというから、気をつけよう。
だんだん亡兄の吐いた言葉もわかるようになった。

フランスでジャポニズムの先駆けとなり、欧米では知らぬ人はいないといわれる北斎、その有名な「神奈川沖浪裏」の遠近法(透視画法)はヨーロッパの絵画手法だった。
そして日本仏教美術を高く評価したフェノロサの関心は低かったという。