お話おじさん′終活記

はや人生はラストステージ、いつのまにか年が過ぎ、いまがいちばん自由で、楽しい。

人はなぜ戦争を

今日のレジリエンスの講義は対立と抗争の話だった。人はなぜ戦争をして殺しうあうのだろうか。

人は本性として闘争本能をもっているという考え方があるが、ゴリラの研究者である山極先生は、直立歩行をするようになったヒトは、食物分配や共同保育に関連して、相手をおもいやる「共感能力」を発達させた。ゴリラは戦わないという。人間の攻撃性は抑制的だそう。

それが争うようになったのは、その要因がある。
発掘によって、旧人と新人の初期には、争いはなかったと考えられているが、旧石器時代の終わりごろの遺跡から、人骨に突き刺さった石器がみつかる。それは農耕と定住化がはじまる時期で、集団間の摩擦が始まったことになる。
定住と農耕の開始による食糧生産革命が起き、爆発的な人口増加がもっとも大きな争いの起因となった。
人間は食えなくなると、何をするかわからない。日本は減少しているが、世界人口はどんどん増加していくから、どうなるんだろう・・・

鉢植えのキキョウが咲きました。