お話おじさん′終活記

はや人生はラストステージ、いつのまにか年が過ぎ、いまがいちばん自由で、楽しい。

ずいぶん熱心な人

先日の日曜の晩、ピンポンが鳴った。暗くなっても訪れるのは、たいてい知人なので、インターホンは使わず、直接玄関に出る。戸を開けたら、見知らぬ人が立っている。ちょっとギクッとしたが、相手が丁重に名乗ったごので、ご用を聞いた。キリスト教の伝道師だという。それだけ聞いて、終わった。

それを今日、ボウリングクラブで知り合ったN牧師に話した。「ずいぶん熱心な人がいるもんですね・・・」が答えだった。わがもそう思えないこともないが、いったいどうなんだろう。
このまだ寒い時期に、しかも日曜も日も沈んだ夜になって、見ず知らずの他人の家を訪ねて、呼び出す。

欧米を理解するには、キリスト教文明の知識が必須なので、若い時に旧約も新約もひと通り読んだし、いまもバイブルを開くこともある。その言葉に勇気づけられたこともあったし、この前テレビで見た「奇跡の丘」という映画は、湖上を歩いたマタイ伝の物語だった。

熱心はいいけれど、今の世には常識を欠いた行動ではなかろうか。昼間よく、断っても断っても、講演会の案内にくる輩もそうだが・・・