お話おじさん′終活記

はや人生はラストステージ、いつのまにか年が過ぎ、いまがいちばん自由で、楽しい。

薩摩塔

今日は放送大学で特別講義を視聴した。
「薩摩塔」という聞いたことがない石塔の話だった。五輪塔はよく見かけることがあるが、まだ見たことがない。

西九州の博多、平戸、坊津に多く分布していて、他の地域にはないようである。これらの地は天然の良港があり、中世、中国貿易がさかんで、中国商人が居を構えていて、チャイナタウンもあったという。
薩摩塔の用材は、中国産の石であることが明らかになり、かなり大きなものを船で日本に持ち込んでいることから、財力の豊かさがしのばれる。
貿易品は、日本からは原料の硫黄島産の硫黄(火薬の原料)と九州山地の木材、先進国の中国からは陶器ほかの文物であった。

薩摩塔には、解明にされないなぞが残っているというが、中国人の宗教に関係することはいうまでもない。