今日は放送大学に出て、仁徳天皇の話を聴いた。
仁徳天皇は、いま壮大な古墳が世界遺産の候補に挙がっているが、昔の人は「民のかまど」の逸話で知らない人はいないと思う。
聖なる天子として、仁徳というすばらしい諡号をおくられた、天皇中の天皇といえると思う。本名は「おうさざきのみこと」といい、16代天皇である。
しかし、今日の授業は、実は、色好みで、たいへんに嫉妬深いお妃に悩まされたという裏話のようだった。
それが、いい話になっていて、嫉妬深いのは、愛情の深さゆえであり、その愛情が男の力になるということ。色好みも、源氏もそうであったように、多くの女性の心を寄せて、力とする男の徳になったということ。
古くは、徳は「いきほい」といい、多くの人を引き寄せるカリスマ的な力を意味したという。
よく落選の言い訳に「不徳のいたすところ・・・」と出る言葉は、実は(選挙民を)引き付ける力がなかったということになるとか・・・
女の魂が男の徳になる、今日のこの話は、たいへん面白かった。(写真はウイキペディアから)