お話おじさん′終活記

はや人生はラストステージ、いつのまにか年が過ぎ、いまがいちばん自由で、楽しい。

「メアリと魔女の花」を観てきた

今日は、地元出身の米林宏昌監督のアニメ映画「メアリと魔女の花」を観てきた。
ウイークデイの朝いちだからか、ガラガラで前の席は一人もおらず、横並びに老女性が一人、後ろの席もポツポツで、10人もいただろうか・・・ヒットする作品かは疑問?

この頃は、映画館に行くのは、たまのたまだが、若い時はよく行った。テレビはないし、一番手ごろな娯楽だったからだろう。
高校時代は、一時は毎土曜日ごとに学校に近い新宿にあった、たしか入場料30円の帝都名画座に通って、甘いフランス映画に酔ったものだった。

映画通ではないが、これまで観た洋画で、印象にあるのは、フランス映画ではジャン・ギャバンの「望郷」で、ラストシーンがよかった。
イギリス映画ではキャロル・リード監督の「第三の男」、カラスのチターも泣かせるが、オーソン・ウェルズがよかった。このラストシーンも印象的。
イタリア映画ではデシーカ監督の「自転車泥棒」で子役がよかった。そしてフェリーニ監督の「道」、ジュリエッタ・マシーナの演技が目に残る。

日本映画では、子どもながら初めて観た大人の映画だった黒沢・三船の「酔いどれ天使」、学生時代の下宿先北品川が舞台のフランキー堺主演「幕末太陽伝」、そして阪妻の「無法松の一生」などなど・・・

近年の映画はアニメ以外は観ないし、観たいとも思わないのはどうしてか・・・自分でもわからないが、年老いたということか?