お話おじさん′終活記

はや人生はラストステージ、いつのまにか年が過ぎ、いまがいちばん自由で、楽しい。

最も変化に敏感なものが生き残るのだ

「最も強いものや最も賢いものが生き残るのではない。最も変化に敏感なものが生き残るのだ」

この言葉を、先日視聴した遺伝子変化の話で、講師がダーウィンの「進化論」から引用して紹介した。
かって教科書で、適者生存と教わったその原典にそう書かれているのだろう。

強くもなく、賢くもなかった、小心者の自分が、何とかこれまで永らえてこれたのは、いろいろな目に遭ってきた過程で、その環境にどうにか適応してこれたからと思う。しかし、それは自分一人の力ではなく、周囲の支えがあったからと深く自覚している。

数日前にその最大の一人で、わが人生の師とした方が人生を閉じた。この先生から知識ではなく、心を教えられ、生き方を学び、わが人生がなった。漱石が「心」を著したと同様に、この先生との出会いがあった。
どうして出会えたのか、その経緯は語ることはできるが、なぜ出会えたかということになると、何か大きな運命の糸に引かれて、そうなったとしかいえない。
おかげで、どうにか人生に適応できて、今がある。

帰りに、建設中の図書館をのぞいてきました。もう基盤はできて、建物を構築しています。