お話おじさん′終活記

はや人生はラストステージ、いつのまにか年が過ぎ、いまがいちばん自由で、楽しい。

教育機会確保法ができた

二歳の子が見つかってよかった。2キロ先の山の斜面にいたというが、この寒い時期に一晩をどうすごしたのか、意識も身体も特に異常はないということで、人間の強さを同時に感じた。
人間の脳のシステムが出来上がるのは、8歳ごろまでかかるというから、それまでは、いわば人というより動物に近いといえる。
その育児の間に、躾けと呼ばれる人になるためのトレーニングがちゃんとされないと、困ったことになる。

先日孫の学校参観にいったが、一番前の席にいる子どもたちは、そのトレーニングに欠陥があったようである。中には、もう精神安定剤を服用している子もいると、あとで聞いた。
日曜に孫が来たので「学校はどうですか・・・」と聞いてみた・・・「面白くない」という。その訳は、先生が怒ってばかりいるから。担任の先生が、子どもの再トレーニングにたいへんな労力をかけている様子がうかがえる。

そういう子がうまく学校生活に適応できるようになればいいが、現実には不登校になる子がいる。賛否両論がある中、今回不登校の児童生徒を国や自治体が支援する教育機会確保法ができた。反対意見は、人の差別につながるおそれがあるという。

どの社会でも、適応できない人のケースが必ず生じるといっていい。それを排除するのではなく、包容することのできる人であり、社会であってほしいが、現実はむずかしい。

鮮やかな青の花がまだ咲いていました・・・メドーセージ(サルビア・ガラチニカ)というようです。