今日の文化の日は、２１世紀美術館で開いている金沢美大の７０周年記念の展覧会を見にいってきた。大学主催の所蔵作品展と同窓会主催の「金の美」展で、ともに入場無料だった。今年の８月から１２月まで、全国８都市でいっせいに各地で活躍する卒業生が参加する展覧会で、この１１月に金沢に集約する仕組みとのこと。なかなかの圧巻で、りっぱな企画である。じっくり観たら、一日がかりになりそうな感じをうけた。
在職中に同窓会の仕事を手がけたことがあったので、分かる気がするが、これだけ同窓生が結集してのイベントはすばらしいとしか言いようがない。
現金沢美大は、戦後すぐの１９４６年（昭和２１年）に金沢美術工芸専門学校として開学した。その設立許可申請書と、文部大臣田中耕太郎の許可書が飾られてあった。今日まで優れた卒業生を輩出してきた大学の業績を同時に重く感じた。
金沢は地方都市としては、大学をはじとする高等教育機関や専門教育機関が多いと思う。いまの新幹線観光ブームに終わることなく、世界で有数な文化都市に成長発展していくことを、心から願う。
