お話おじさん′終活記

はや人生はラストステージ、いつのまにか年が過ぎ、いまがいちばん自由で、楽しい。

坪庭

いま住んでいる家は、35年前の47歳のときに建てた。基本設計は自分でして、あとは棟梁に任せた。
その時、検討した一つが、前の家で五六豪雪の時困った屋根雪の下ろし場所で、家の前は道路から下がっているのでいいが、北側になる後ろはぎりぎりなので、坪庭を設け、万一の雪下ろしに備えた。
今日は、その庭掃除をした。日が当たらないので、あまり草は生えないが、くぼ地になるので吹き溜まりになる。
それに、はがしたままにしておいた網戸を夏を前にして、張った。ここがささやかなわが城である。

東京から金沢に移住したのが、東京オリンピックの1964年で三八豪雪のあとだった。その後、今の地に移って35年間は、一度も豪雪の年はなかったから、屋根の雪下ろしもいまだまったくなし。

地球温暖化で、北陸も近年は降雪が少なくなったので、せっかくの坪庭も、緊急の要に役立ったことはなし・・・ザックに災害用品をつめて、身近に置いてあるが、役に立たない方がいいのと同じで、これに越したことはない。

ジャガイモを一本、試し掘りしたが、まだちょっと小さい。