お話おじさん′終活記

はや人生はラストステージ、いつのまにか年が過ぎ、いまがいちばん自由で、楽しい。

腱板断裂

昨日、札幌在住のI氏からファックスでご投稿いただいたので、今日は全文をパソコンに打ち込んだ。午前中いっぱいかかったが、右肩の腱板断裂で手術をされたというお話だった。

I氏とは、若い時いっしょに林間学校の指導者として参加した仲で、その後もお付き合いがずっと続いてきている。家内と同じ、73歳である。
昨年10月、久しぶりにご夫妻で来沢されて再会したが、肩の具合が悪いとは、まったく見えなかったし、話にも出なかった。
それが、札幌に帰ってから精密検査をしたら、腱板が二本3センチほど切れているのが判明し、重症とのことで11月に手術し、この1月まで入院生活を強いられたとのことだった。
俗に、肩の筋が切れたというが、まさに痛い目にあっているという。手術前からそうだったのが、手術後は激痛でほとんど眠れず、さらにリハビリでも極限の痛さ・・・終わると目の前がぼーっとをするそう。
それを週3回、この4月まで続けるとのこと・・・頑張ってください。
しかし、文末にこうあった。
《・・・また障害者の社会福祉法人に勤めた私にとって、今までの管理する立場と逆の患者という障害者の立場で経験し物事を見ることができ、これからの社会奉仕に役立てれば幸いと思っております。》
そして《右腕さん、ありがとう。》と結んであった・・・以って銘すべし。

【参考】(日本整形外科学会ホームページから)
腱板断裂
症状:40歳以上の男性(男62%、女38%)、右肩に好発します。発症年齢のピークは60代です。
肩の運動障害・運動痛・夜間痛を訴えますが、夜間痛で睡眠がとれないことが受診する一番の理由です。 運動痛はありますが、多くの患者さんは肩の挙上は可能です。五十肩と違うところは、拘縮、すなわち関節の動きが固くなることが少ないことです。 他には、挙上するときに力が入らない、挙上するときに肩の前上面でジョリジョリという軋轢音がするという訴えもあります。
原因と病態:腱板断裂の背景には、腱板が骨と骨(肩峰と上腕骨頭)にはさまれているという解剖学的関係と、腱板の老化がありますので、中年以降の病気といえます。
明らかな外傷によるものは半数で、残りははっきりとした原因がなく、日常生活動作の中で、断裂が起きます。男性の右肩に多いことから、肩の使いすぎが原因となってことが推測されます。断裂型には、完全断裂と不全断裂があります。 若い年齢では、投球肩で不全断裂が起こることがあります。