お話おじさん′終活記

はや人生はラストステージ、いつのまにか年が過ぎ、いまがいちばん自由で、楽しい。

モンテーニュの話

今日放送大学で視聴したのは、エセー(随想録)で知られているモンテーニュ(1533−1592)の話だった。

新興貴族の長男として生まれ、ボルドーで育った。英才教育を受けて、6歳でカレッジに入学し、神童と呼ばれた。
当時国際語だったラテン語を話し、母国語(フランス語)は第二言語だったという。成人して、裁判官となったが、36歳で引退した。親友の死が背景にあったといわれている。
以後、一時乞われてボルドー市長を務めたが、モンテーニュの領主として、晴耕雨読の生活を送り、エセーを著した。

エセーは、自分自身に正面から向き合って、自らを思考の対象として著した、文学史上はじめての作品だそうで、当時プライバシーなどなかった時代に、館の円塔を書斎にして、自分一人の世界をもったのも最初とのこと。

エセーは、ごくその一節を国語の教科書で学んだ記憶はあるものの、内容はまったく覚えがない・・・名言が満ちているから、ぜひ読むようにと講師に薦められた。

秋が深まりました・・・わが家のコスモスも花盛り。