お話おじさん′終活記

はや人生はラストステージ、いつのまにか年が過ぎ、いまがいちばん自由で、楽しい。

プロ野球が開幕

いよいよプロ野球が開幕した。

「六・三制野球ばかりがうまくなり」と揶揄された子どもの頃は、娯楽といえば、相撲か野球しかなかった戦後時代だった。はじめてプロ野球の試合を見に行ったことが思い出される。

野球好きの長兄が後楽園に連れて行ってくれた。

球場は満員で座る席がない。兄がやっと見つけたのは、ネット裏2階席の前に突き出ている庇の上・・・一つ間違えれば、落下する。(その頃は、電車が込むと、連結器の上に乗ったから、何とも思わなかった。)
他の観客といっしょに、両足をぶらんぶらんさせながら兄と観た。

ゲームはジャイアンツ対ロビンス戦で、ピッチャーは中尾と真田の両エース、投手戦だった。

印象にあるシーンは、インコースもライトに打つ名手千葉が、さかんにファウルするのを、アメリカ兵が「チブ、チブ・・・」と声援していたことで、いまも耳に残っている。

ネットで調べたら、それは67年前の1947年4月26日の試合で、ジャイアンツは2−3で敗れている。