「思春期の発育と発達に関するアンケート」で、成人後の健康との関連を調べる追跡調査である。一度答えたが、その後の調査で、在学中の各種資料が保管されていないことが判明したという。
60年以上前の資料だから、無理もない・・・それで個人で手元に保管してあったら、記入して、答えてくださいとのこと。
アルバムといっしょに挟んである学校時代の通信簿を出してみた。小学校1年から高校卒業まで、中1・中2以外はすべてとってある。記載されている身長、体重の記録を答えることにした。
これらの通信簿の中で、特に今も印象にあるのが、中3のときのもので、担任の大槻健先生が通信欄に記した次の言葉・・・「落ちつきは良し、好漢惜しむらくは、明るさに乏し。もっと楽な気持ちで人生を眺めよ」
先生はよく見ていた。小学校2年で父を亡くし、前年に母を亡くして、落ち込んでいた頃である。その後、この言葉を胸にして、努めたつもりだが・・・
その後、大槻先生は早稲田大学教育学部教授になったが、いまは他界されている。