今日、放送大学の新学期が始まったので、帰りに寄った。新学期を迎えるにあたって、設備システムも一新された。
パソコンによる学習が主体となり、ネットで配信される授業を受けるシステムになった。もちろん自宅のパソコンでも利用できる。
初日の今日は、特別講義「ネアンダール人はなぜ滅びたか」を聴講した。このテーマに取り組んでいる研究者プロジェクトの成果を紹介した講義で、とても面白かった。
滅びたネアンダール人と生き残ったホモサピエンスとは、どこが違ったのかという研究であった。
いくつかの学説の中で環境説が有力とのことで、ネアンダール人は文化をそのまま継承する「社会学習」に長けていたのに対し、われわれホモサピエンスは、さらに創意工夫を加える「個体学習」を進化させてきた。
つねに創意工夫をにつとめることこそ、われわれ人間の生命線なのだ。