お話おじさん′終活記

はや人生はラストステージ、いつのまにか年が過ぎ、いまがいちばん自由で、楽しい。

カイロ

今日も雪がちらついて寒かった。昨日いっしょに仕事をしているTさんが来たが、腹と背中と両方にカイロをしているという。
Tさんは、私より3歳上のはずだが、この頃やせたので、寒くて寒くてかなわないという。

今年は、Tさんにとって、最悪の年だったろう。年に3回も肝臓がんで入院したのだから・・・それで10キロやせたそうだ。
顔はあまり目立たないが、それでも少し小さくなった感じ、お腹回りがぐっと細くなったという。それで医者に太りたいといったら、今のままでいい、今がちょうどいいと言われたそうだ。

やせていて、寒さが身にしみるという点では、私が先輩だ。その上、太りたくても太れない体質なのだから救いようがない。

思えば、すぐ上の兄など縦横恰幅がよかったし、他の兄もみな人並みだった。その中で、私だけ貧弱だったのだ。

亡き親に文句をいうつもりはないが、これも私が、もって生まれて、背負った因果だろう・・・今だに、がんやら何やらの病気にならないだけでも喜ぼう。

今晩はお通夜に出るので、家内が心配してカイロをしてゆけという。そうすることにした。